海外での医療はとかく不安があるものです。 インドネシアの医療は他の先進国に比べ技術力が高くないとされ、相応の治療を受ける場合は国際病院などを利用するため、治療費も決して安くありません。
以下の2つのうちどちらかが受けられているのが一般的です。
- 医療保険
多くは「海外傷害保険 / 海外旅行者保険」に会社が加入してくれます。保険会社の指定する病院であればカードを提示の上、 キャッシュレスで治療を受けることができます。保険プログラムの中には、医療技術の高いシンガポールなどでの治療を受けることができるとされています。
医療保険のデメリットとしては、目、歯、出産といった費用がカバーされないことが多いことですが、 とっさの事故や病気の際のキャッシュレスで対応がとれる点が最大のメリットでもあります。 - 医療補助
医療保険に加入しない場合は、会社側から医療補助を受けることが一般的です。 年間の限度額が設定され、その限度額内であれば、会社へ実費精算を求めることが可能となります。 補償額は「年間、2ヶ月分の給与額まで」というのが一般的で、先ずは自身で治療費を支払い、後日、会社へ領収書と共に請求する、という仕組みです。 上限額を超えた治療を受けた際の自己負担分が発生する点がデメリットと言えますが、会社によっては目、 歯、出産といった本来、医療保険ではカバーされない治療や手術がカバーされることがあります。
可能です。上記のいずれの医療保障も、会社に所属しているからこそ受けることができるもので、今後、イ
ンドネシアで長期にわたって滞在を続ける方にとっては、いずれ退職 / 定年を迎えた際の医療の保障が不安なものです。
一般的には、インドネシアにある外資系保険会社(プルデンシャル、アリアンツ、アクサなど)が持つ「医療・生命保険」に加入されます。
ただし、条件としては「インドネシアでのみ有効」という点ですので、インドネシア人配偶者を持ち、今後ずっとインドネシアで滞在を続けていかれる方が対象になると思われます。
また、子供に対しても保険を加入させる方も増えてきており、上記の通り外資系保険会社の持つプログラムを利用するのが一般的ですが、医療だけでなく、 学費の積立てもセットにした保険プログラムが充実しています。