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第54回 「日本人求職者の動向」
Author : セルナジャヤ 森
Posted: 2010-01-22 00:00:00 | Category:
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第54回 「日本人求職者の動向」

企業だけでなく、日本人求職者にとっても、2009年は激動の1年でした。日本人の現地採用を検討される企業が増える中、「人」の動向はどうだったのでしょうか?

  08年に起きたリーマン・ショック以降、インドネシアでは日本人求職者が増えました。「日本の会社の倒産」「早期退職制度の利用」「現状に不満」などが主 な理由で、当社の登録者データでも、09年は08年に比べて全体で約40%の増加となりました。女性登録者は偶然にも08年と全く同じ数で、男性が激増し たことになります。

 図1は年代別の登録者データで、40代以上の男性が09年は全体の半分を占めていることを示しています。また日本以外の海外(主に中国や東南アジア)からインドネシアへの転職・就職を希望される登録者が08年に比べて増えたことが図2から分かります。





 

 これまでは爆弾テロなどの悪いイメージもあり、隣国のシンガポールやタイに比べて求職者が少なく、インドネシアと何かしら縁のあった方の登録が大半でし た。今では状況が変わり、「日本はもっと不況」「海外で生かした経験を他国でも!」と今後も成長が見込まれるインドネシアへの関心が高まってきています。

 不況は貴重な経験を積まれた方々が職を求めて海外へ動く「転機」で、企業にとって
も、今まで求職者がいなかったポジションへの採用の可能性が広がる「好機」と言えるのではないでしょうか。
 次回は、日本人求職者を現地採用するポイントについてお話ししてみようと思います。

時事速報インドネシア便掲載

 

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