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第52回 「人事の不正」
Author : セルナジャヤ 森
Posted: 2009-11-13 00:00:00 | Category:
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第52回 「人事の不正」

日本人駐在員の多くは、技術・営業・経理・財務の出身とお聞きします。人事のバックグラウンドを持って来られる方はとても少なく、外国人が携わることが禁 じられているため、人事業務には深く介入されていない会社も多いのではないでしょうか。以前、
「購買」にかかわる不正の事例をお話したことがありました。 では「人事」の不正についてはどうでしょうか?

 ◇縁故採用やリベート 日本人も監視し防止

 従業員約40人の某日系企 業で、遠く離れた田舎で結婚式を挙げるとして、従業員の1人が年次休暇を申請してきました。ほかにも10人以上の従業員が同じ時期に休暇を申請したため、 不審に思った日本人社長が従業員を問いただしたところ、全員が人事マネジャーの親族だったことが分かりました。

 求人広告を新聞に掲載し、応募者 に筆記テストも実施した上で採用していたにもかかわらず、このマネジャーが裏で操っていたようです。彼を信用していただけに、社長は耳を疑いました。親族 以外の従業員のチームワークは幸い決して悪くなく、全体に影響が及ぶことを懸念し、マネジャーは解雇しても、縁故採用の社員に対しては厳重注意だけにとど めたようです。これ以後は社長も逐一面接に同席し、他の機関も利用して募集するなどし、縁故採用を断ち切りました。

 とある企業では採用活動を人 事に一任していましたが、日本人責任者が面接に同席した際、「入社するには幾らが相場ですか?周りの者からお金を払えば入社できると
聞いたもので…」と 応募者が尋ねたため、横にいた人事担当者が慌てふためいたという話をお聞きました。どうやら人事担当者が応募者ごとに100万ルピアを受け取っていたこと が分かりました。

また日ごろ利用している人材派遣会社に、「派遣費用は支払うが、派遣社員の給料から天引きし、それを見返りにくれ」と迫り、毎年のレバラ ン(イスラム断食明け大祭)時に個人的な“THR(大祭手当)”を受け取っていた事実も発覚し、その担当者を懲戒解雇したそうです。

 「疑わしい ところはあるが、人事は特殊なだけに、正直なところ分からない」という話をよくお聞きます。購買や経理などのように数字による証明ができないため、人事の 不正を見抜くことは特に難しいとされています。担当者に一任するのではなく、少なくとも
採用する職種の責任者同席の下で面接を行う、監視のために日本人も 適度に立ち会うなど、不正を行いづらい環境づくりを心掛けることも必要なのではないでしょうか?

時事速報インドネシア便掲載

 

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