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第12回 求人で多い経理と人事職
Author : セルナジャヤ 高橋
Posted: 2006-02-16 00:00:00 | Category:
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第12回 求人で多い経理と人事職


インドネシアの雇用事情を毎月書かせていただくようになり、早いもので今月でちょうど1年になりました。この1年、弊社で求人依頼が多かったポジションは 何かまとめてみたところ、最も多かったのが経理(あるいは経理能力を持つ者)で、次に人事担当者でした。なぜ経理担当者が多いのか、求人依頼を受けた際に お聞きしたことを思い出してみました。

 ◇計算強い人材が人気、地方に適任者少なく

 「張り紙をすればすぐに集まるオペ レーターと違い、工業団地近辺では経理を任せられるような人材はなかなかいない」-。 経理担当の場合、少なくとも短期大学や専門学校で「会計・経理」を 学んだ知識ある者を条件とする企業がほとんどです。しかし、インドネシアの教育環境がまだまだ不十分なため、ジャカルタ郊外や地方では、そのような人材を 見つけるのは難しいようです。

 某製造業の採用担当者によると、工場では部署ごとのコスト管理が必要で、各部署に「経理担当者」を配置し ているため、必然的に「経理担当者」が多く必要になるとのことでした。先日も、求人のポジションは「営業アシスタント」なのですが、セールスリポート作成 や在庫管理など数字を使って計算する業務が多いので、「経理実務経験者」という条件の依頼がありました。一般的にインドネシア人は数字・計算に弱いといわ れており、そのため「経理=数字・計算に強い人材」というイメージが強く、「経理部」に配属しなくても、さまざまな部署で「経理実務経験者または会計・経 理を勉強した者」が求められているようです。

 また経理担当者については、よく「華人系」というリクエストを受けます。これも
「華人系= 数字・計算に強い」というイメージが背景にあるようですが、このような民族の条件は求人広告を出す際は差別とされ、人種・民族や宗教について記載すること はタブーとされています。人材紹介会社は、そのようなリクエストに応じられますが、最終的にはちゃんと能力を確認することが大切でしょう。経理だけでなく どのポジションにもみられ、2番目に依頼の多かった人事では「温和なジャワ人希望」などと、民族に関するリクエストをよく受けます。

  「日本語のできる経理担当者はいないか?」という相談もよく受けますが、
ほかのポジションに比べ、日本語のできる経理担当者はなかなかいないのが現状で、 人材紹介会社も四苦八苦しているのが事実です。その理由として
(1)日本に留学する際、「会計・経理」を選択する者はまれである
(2)インドネシア国内の 大学でも「会計・経理」と日本語を並行して選択する者は
  ほとんどいない-が挙げられます。

 経理担当者はほかのポジションに比べ、給料が一 般的に高く設定されています。信用できる優秀な経理担当者を探すとなれば、相当高額な給与を出さなくてはなりませんし、さらに出身民族、日本語可能などの 条件を付ければ、希望通りの人材を見つけるのは大変難しくなるということになります。

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