3・ジャカルタ市内 Author : セルナジャヤ A Posted: 2010-05-06 00:00:00 | Category: インドネシア基礎知識 Share this post :
3・ジャカルタ市内
概観
最近ではNHKなどで好意的にジャカルタが取り上げられることもあり、いい印象でインドネシアを訪れる人がいる反面、大半の日本人は「インドネシアは発展途上国、未開の土地でジャングル」という先入観を持ってやってきます。しかしカリマンタンやイリアンジャヤなどを訪れるのならともかく、ジャカルタが最初にやってくる場所なので、その先入観を持っていたほとんどの日本人が、スディルマンの高層ビル、数々の大型ショッピングモール、渋滞する大通りを見て、驚きの言葉を発します。

国民総生産は日本の30分の一と言われていますが、ジャカルタに限って いえば、富の多くが集中しており、物価も先進国並です。大型ショッピングモールには世界の一流ブランド商品が並び、レストランでは世界中の味、しかもどのレストランも非常にレベルの高い味が楽しめます。
昨今は日本食がブームでもあり、多くの日本食レストランが開店しました。値段も決して安くありまん。
日本人の経営する・あるいは日本人のシェフがいる 日本食レストランのレベルは非常に高く、世界中のどこの国よりも日本食は充実しており、値段も他国の日本料理店にくらべて格安です。
ビジネス街
・スディルマン、タムリン
ジャカルタの目抜き通りです。一流ホテルやビジネスビルが立ち並び、世界中の大手企業(日系大手企業含む)が集中しています。日本大使館や日本人会、大手新聞支社(朝日、毎日、読売など)もあります。
・クニンガン
スディルマンと並行する目抜き通りで、各国大使館・領事館や官公庁などが多くあります。
ジャカルタ周辺・近郊
・工場団地
ジャカルタ近郊(市内から20キロ~50キロの距離)のBekasi, Cibutung,
Cikarang, Karawang などの地区には大型工業団地があり、メーカー企業の支社工場がたくさんあります。
数年前までは、駐在員の滞在地はジャカルタで各工場へ出勤していたのですが、最近では交通渋滞が酷く、また物価の安さも考慮し、おおよその中心であるCikarangへ住む人が多くなりました。
現在Cikarangには、数多くの日本食レストラン、日系スーパー、日本人客対象のナイトクラブなどが登場し、特にジャカルタへ来なくても生活に不自由がなくなってきています。
観光・名所
・モナス
ビジネス街タムリン通りの北にあります。独立記念塔で、周辺は公園になっており、 祝祭日などには
ローカルの人々がピクニックにやってきます。2009年より、年に一度、日イ友好を謳った日本祭りが広場の一郭を借りて行われるようになりました。このお祭りは、インドネシア在住邦人の有志が主催し、大使館や日本人会のバックアップのもと、大手企業・個人商店が協賛します。お神輿担ぎやよさこい踊り披露、縁日のように屋台が出店し、 数万人が集まる大イベントになっています。(毎年秋頃)
・コタ、グロドック周辺
モナスをさらに北上していくと、スディルマンやタムリンとは違った小型商店や屋台が現れ、賑やかな街並みとなっていきます。ここがコタ、グロドック地区で、その北側にはオランダ統治時代の古い街並みが残っています。パサールイカン(魚市場)や歴史博物館、中華街、電器街などもあり、観光に加えてローカルの人々の暮らしぶりなどを 垣間見ることができます。
・アンチョール公園 
位置としてはコタ・グロドックの東側(車で10分ほどの距離)になります。
海沿いのアンチョール公園には、インドネシア唯一の大型遊園地、水族館、ウォーターパーク、プール、ホテル、コテージ、ゴルフ場、マリーナ(ホテルリゾート・プロウスリブへの出航地)などが並ぶ一大娯楽施設です。祝祭日にもなると数千から数万の人で 賑わいます。大晦日には大掛かりな花火が打ち上げられ新年を祝います。
郊外
・ボゴール
かつて天皇陛下が宿泊されたこともあるボゴール宮殿、大規模植物園
山間にはインドネシア最大の娯楽施設であるタマンサファリ(サファリパーク)が あります。

さらに足を延ばせばパングランゴ国立公園があり、この公園には海外青年協力隊の若手日本人が駐在しており、タイミングが合えば、楽しい興味深い話を聞かせてもらえます。 ・バンドゥン 
数年前、高速道路が開通してから、バンドゥンへ日帰り旅行する人々が増えました。その結果、土日祝は大渋滞するようになり、かつての静かな避暑地のイメージが変わりつつあります。
足を延ばせば温泉地や渓谷などもあり、ドライブを楽しむこともできます。 ジャカルタからは3時間で到着します。
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