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第27回 民族性と人事採用その3
Author : セルナジャヤ 高橋
Posted: 2007-06-29 00:00:00 | Category: 時事速報インドネシア
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第27回 民族性と人事採用その3

今回は民族性を語る際にジャワ人、バタック人と同様によく挙げられる華人系インドネシア人についてお話ししたいと思います。

 ◇営業求人多い華人系、商魂強く低い定着率

  先日、某企業のご担当者より営業担当の求人依頼がありましたが、“華人系”であることが絶対条件になっていました。これは、すべての取引先のオーナーが “華人系”であるため、「同じ華人系の方がビジネスしやすい」との理由でした。華人系インドネシア人は人口の約5%にすぎませんが、彼らがインドネシアの 商工活動の中枢を握っていると言われているように、「卸業者や代理店のほとんどが華僑だから」ということで“華人系”営業という求人リクエストをよく受け ます。

 営業と同じ頻度でリクエストを受けるもう1つのポジションは経理です。これは以前もお話ししましたが、「華人系=数字・計算が強 い」と思われているからです。弊社の華人系の登録者をみていると、アカンティングを専攻している者も多くいます。これ以外ではマネジメントやエコノミーを 専攻する者が多いようです。最近では情報技術(IT)、コンピューターを学んだ人も増えています。語学に関しては英語ができる人材の割合は高い一方、全体 的に日本語のできる人材の割合は低いようです。以前に比べ、中国語の話せる華人系インドネシア人が少なくなっているようです。

 華人系は 一般的に「よく働く」と言われ、日系企業からも好まれる傾向にあります
しかし、希望給料額は一般より多少高い上に、先にも述べたように商魂が強く、さら に「まずは就職し、経験を積んで将来は自分でビジネスをしたい」と自営業を目指す考えがとても強いようです。このためか定着率はあまり良くなく、「組織へ の忠誠心が乏しい」とも言われています。

 “プリブミ”と言う言葉を聞いたことがあるかと思いますが、“プリブミ”とは先住のマレー系イ ンドネシア人を指し、“非プリブミ”とは主に華人系インドネシア人を意味しています。こうした区別は、「インドネシアの経済を牛耳る華人系に対する庶民か らの反感、民族主義的差別の感情の表現」と何かで読んだことがあります。このような相互の民族的帰属意識があるためか、華人系同士で固まりやすいそうで す。
 製造業では現場従業員の大半がいわゆるプリブミなので、ほかの従業員と交わりにくい、受け入れられにくいという感情のためか、製造現場で働 く華人系はほとんど見られません。大抵はジャカルタでの就職を希望しており、ジャカルタ郊外での製造業の求人を紹介しても辞退するケースが多くなっていま す。

 人材はすべて本人次第ですが、インドネシアの“華人系”についてはほかの民族以上に複雑な背景があり、ほかの民族との摩擦が起こりやすいことも知っておく必要があると思います。

時事速報インドネシア便連載

 

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